偽槍「カシウスの槍」?

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
パンフレットより

誰かこの説を否定してくれ!!

突然大声を出してしまってすみません💦(大声なのかそれ)

今回は以前にツイートしていた内容です。

長いこと「槍」について考えておりまして(変態)、ある時ふと思ったのです。

あれ?カシウスの槍ってコピーなくね??

ふと思う時点で紛う事なき変態

まずはこれまでに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』で登場した槍のコピーを見てみましょう。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より
『:破』冒頭の仮設5号機所持武装:ロンギヌスのコピー
補足:正式名称は「対使徒専用殲滅兵器 簡易式ロンギヌスの槍(似非復元型)」

(株)カラー 2号機様より
『シン』冒頭の44A所持武装:ロンギヌスのコピー(仮)

いずれもフィールド突破の為の武装と思われますが、カシウスの槍ではないんです。
兵器として、フィールドの突破が目的でコピーしたのなら、カシウスの槍のコピーを製造しない理由は何なのでしょうか?

今一度、槍の本質が問われます。


理由は2パターン考えられます。

①コピーする必要がない説
②コピーできない説


※補足
『:Q』にて、AAAヴンダー起動に用いられたのはヒートランスという別物です。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

まず①コピーする必要がない説について。

そもそもカシウスの槍はフィールド突破という機能を持ち合わせていないのではないでしょうか?
ロンギヌスの槍と同様に、対象を停止させる機能は持っていても、A.T.フィールドを突破できない、だからコピーする必要がない。

…あれ?

でも『:破』の終盤、Mark.06が投擲したカシウスの槍は、確かに疑似シン化第2形態の初号機のコアを貫通しましたよね?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より
そう、この説が成り立つには以下の条件が前提となるのです。

疑似シン化第2形態の初号機は、A.T.フィールドを展開していなかった

疑似シン化第1覚醒形態を経て、通常は展開しているはずのA.T.フィールドを、このニアサードインパクトを引き起こす特殊な形態では展開していなかったのだとしたら…。
いや少々、無理のある説かもしれません。

次に、②コピーできない説について。
こちらが今回メインの考察になります。

カシウスの槍は元々人工の代物で、それ故に「コピー」などというものがそもそも存在し得ないのではないでしょうか?
それも神槍「ロンギヌスの槍」に匹敵する本物の、オリジナルをゼーレ(?)は製造してしまったのではないか?
それ故に、ロンギヌスの槍をコピーするよりも遥かに製造が難しく、むしろコピーする理由がない。

という暴論です。


元々、ロンギヌスの槍のデザインは「究極の技術らしくシンプル」という意図が反映されています。(「それをなすもの」より)
一方で、カシウスの槍は先端部の中心に緑色に光る部品が付属しており、シンプルなデザインとは言えません。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
パンフレットより
その事からも、カシウスの槍がロンギヌスの槍と同等の「神槍」だとはどうしても思えないのです。

カシウスの槍、その正体は

ロンギヌスの槍と「対なる存在」だというカシウスの槍の正体は、神槍「ロンギヌスの槍」に対して、偽槍「カシウスの槍」だったということでしょうか?

ここではさらに

カシウスの槍の役割と性質

について考えていきます。

まずはロンギヌスの槍の「対」とされている事から探ってみましょう。

❶ロンギヌスの槍は、
意思を持った槍であり、自力で移動する能力も持つ一種の生命体である。
とされる一方で、カシウスの槍は神の槍(生命体)ではない、偽の槍(人工・非生命体)。

❷「因果を結ぶこと、そして断ち切ること」がロンギヌスの槍の性質とされる。
因果(いんが)は、原因と結果を意味する用語。 (Wikipediaより)
その対義語らしい言葉は思い付きません が、強いて言うならばカシウスの槍は「創造」「時空間」「理」辺りを司るのか…? 知らんけど。


「対」という言葉に縛られると、なかなかそれらしい性質を探るのは難しそうです。


もっと根本的な所に立ち戻ってみましょう。

「カシウス」って誰なのか?


『エヴァANIMA』にて登場した「ルクレティウスの槍」のように、名前の由来となった人物に、その役割や性質が隠されているかもしれません。
『エヴァンゲリオンANIMA』
第5巻

補足:ルクレティウスの槍

 シンジと最終号機が生み出した武器。
 名前の由来となった共和政ローマ期の哲学者・ルクレティウスは、説明の付かない自然現象を見て恐怖を感じ、そこに神々の干渉を見ることから人間の不幸が始まったと記した。また、「宇宙の果てと認識の限界」について言及したという。
 無意識のうちにこの神の槍を作り出したシンジによって、本来別次元にあるはずの大転移構造「世界樹」が目の前に「イメージ」として現れ、槍はシンジの認識の限界ーー「エデン」に到達した。

調べてみると、「カシウスの槍」という名の由来になったと思われる共和政ローマ末期の軍人・政治家の、ガイウス・カッシウス・ロンギヌスの人生を象徴するキーワードは「裏切り」と「暗殺」。
つまり槍に「カシウス」の名前を付けたのは、神に対する叛逆を意味するのではないでしょうか?

さらに、カシウスの槍の特徴として気になるのはやはりあの先端部中心の緑色に光る部分で、ここに何か隠されているように思えます。
もしかするとこれは、『ふしぎの海のナディア』に登場するレッドノア(という円盤型巨大戦艦/方舟)の制御に必要な「ブルーウォーター」みたく、カシウスの槍のコアとなるオーパーツ的なものなのかもしれません。
だとすると…
『ふしぎの海のナディア』
第31話より
「神への叛逆」を司るカシウスの槍を、AAAヴンダーに接続する事で初めて「神殺し」の力を得るのかも…なんて思うわけです。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
特報3より

今回はいつになく妄想を大爆発させてしまったことは自覚しております。
ダサい考察(?)です。
「槍」に翻弄された1人のエヴァファンの戯言として、聞き流してください…。

関連記事


関連外部記事

アルマロスの部屋

2015年~2017年にかけて、Q&Aアプリ〝LINE Q〟で活動していたEVA Mark.06が管理するウェブサイト。 2017年のLINE Qサービス終了に伴い、LINE Qに投稿していた内容をNAVERまとめに再投稿、新規投稿もしています。

0コメント

  • 1000 / 1000