エヴァANIMA 裏ストーリー&裏設定

以前ご紹介した、エヴァANIMAのあらすじにも載せておりますが『新世紀エヴァンゲリオンANIMA』は連載当時、扉絵にもストーリーや設定が載っておりました。今回はそれらの一部を〝裏情報〟として、ピックアップしてご紹介します。
※あくまで一部です。全扉絵の確認はこちらから。
ゼーレが示した道は甘美であり、魅力的でもある。しかし、我々ネルフはそれを肯定しない。人は長い歴史を手探りで歩んできた。数多の誤りを重ね、悲劇を乗り越えて。そうやって多くの人々によって踏み固められた道こそが、迫るべき正しい道であると考えたい。たとえ、その歩みが遅くとも自らの意志と力で、未来とはつかみ取るべき物なのだ。
しかし、パンドラの函は開けられ、多くの脅威が世界に残されてしまった。我々の道はさらに険しく厳しいものとなるだろう。だが、我々こそが“残された希望”なのだ。
・・・立ち止まることは許されない。

葛城ミサト将補による
ネルフ日本本部走輪軌道指揮棟ZZ-1
竣工の辞より抜粋


「ほんとうに何も準備しなくていいんですか?」
「ええ、聞かれたことを隠さずに答えてあげて」
ゼーレによるネルフ本部侵攻をくぐり抜けたとはいえ、ネルフ日本本部の立場は微妙だった。
碇司令時代の過剰な秘密主義の影響か、いまだに人類破滅を願うカルト集団とのイメージが強かったのだ。
協力体制にあらねばならぬ戦略自衛隊に対 してもそれは同様であり、両者の間には歴然とした亀裂が存在していた。
巨大な軽金属バブル製の仮設テントの下 に、紫色の巨人が一行を待っていた。
将校から兵卒まで、およそネルフに係わるであろう立場の戦自関係者すべてが招待されたのだ。巨人の傍らには、学生服の少年が座っていた。
堰を切ったように質問をする戦自の人々に、少年はたどたどしく応えた。
エヴァのこと、使徒との戦いのこと、父の、碇司令のこと。
彼の言葉は朴訥であったが、真実に裏付けられた重さを持っていた。
「こどもだったよな」 
誰彼ともなくぽつりと漏れた言葉に、賛同のうなずきが加わり、それは大きく広がっていった。
「うまくいくといいんですが。 それにしても思い切ったことをしましたね」
「あの人たちはシンジくんやわたしたちの代わりに死ぬのが仕事なの。隠し事はしたくなかった」
その日から戦自は、常にネルフ日本本部防衛の先陣にある。

「戦略自衛隊ネルフ派遣分団史」より



宇宙に赴く妹たちに
この欠片には大事な想いが詰まっています
一度も会ったこともない、見知らぬわたし の想い
日を追うごとに、託されたものは深く溢れてきます
創られた命でしかないわたしでも
魂は受け継がれていくものだろうか?
もし、そうであるならば、妹たちよ
あなたたちは孤独ではありません
二番目のわたしの想いが
きっと守ってくれる
いつの日かわたしの魂も
受け継がれていくのだろうか
さようなら、虚空に旅立つ妹たちよ

「綾波レイからカトル、サンク、シスにあてた手紙より」



伊吹マヤ

≫ネルフ本部オペレーターを経て現在、技術開発部技術局一課マネージャー。ネルフ日本本部攻防戦KIA(戦死)認定を受けた先任の赤木リツコに代わり技術局を束ねる。
情報処理系を専攻としているが総合科学にも精通し、エヴァのハード・ソフト両面に活躍する。
攻防戦後、愛用することになるサングラスは赤木リツコの遺品と言われている。

3人の綾波レイ

≫0・0エヴァに搭乗する3人の綾波レイ・クローン体、カトル・サンク・シスのうち、カトル、サンクは同時期に誕生したが、シスのみ10年後に実施された再生産プログラム時に生まれている。この経緯は担当したとされるマルドゥック機関のデータが残されておらず(それどころかマルドゥ ック機関の存在自体が現在では疑問視されている)不明である。
カトルたちとシスとの間に性能的な差異も見あたず、あえて推測するならば、ネルフ日本本部が上位機関であるゼーレに隠れて、新たなエヴァンゲリオンの搭乗者を入手しようとして再生産したのではないかと思われるのだ。これは対アルミサエル戦で損失した零号機を秘密裏に再建しつつあったことからも比較的可能性が高いとされる。


戦略自衛隊の新戦力

≫ネルフジャパンの融和政策により、戦略自衛隊は旧ネルフ日本本部が保持していた多くの技術情報を取得した。そのため、著しい技術的なブレイクが発生、兵器はもとより用兵そのものすら変更せざるを得ないこととなった。その最たるものがつくばの戦略自衛隊技術研究所からもたらされたN²リアクターだった。小型・高出力なN²リアクターは車載可能な陽電子砲を実現、そのうえ、N²が発生する斥力力場は機体の浮揚にも防御にも転用できた。既存兵器でもN²リアクターを装備することで驚異的な能力を発揮する・・・それは、用兵家にとって魔法の箱の出現であった。
ジェットアローンとVTOL機の両方の発展形である「あかしま」を初め、各種N²兵器が続々開発・配備されてゆく。ようやく戦自は使徒級兵器に対抗する牙を手に入れたのである。


綾波レイのクローン・No.サンクは同時期に配備されたNo.カトル、No.シスの両個体を凌ぐ成長をみせ、特筆すべき成功例とされたNo. ドゥを超えるものと期待された。最後期に生産されたNo.シスは0G下での運用に特化して開発されたためか、メンタリティが不安定であり、サンクこそが綾波シリーズの完成形であるとの評価がなされている。

ネルフからネルフJPNに改組されるにあたり大きく変わったことに、情報の公開がある。完全な秘密組織であったネルフと違い、ネルフJPNは国連と日本政府の支援を受ける独立法人であり、エヴァを運用する戦闘行動以外にも、先史人類の遺産であるジオフロントなどを管理保存し、そこから得られる技術資産を民生用に移転するなどの平和的な業務も行われている。
これはそれまでのネルフ=カルト宗教・科学組織のイメージより脱却し、ネルフJPNを世間一般に良いイメージで認知をさせる ことができるとの葛城ミサト司令の発案から促進されることとなった。実際、綾波シリーズから得たiPS細胞技術は移植術を驚異的に発展させ、エヴァンゲリオンのキチン複合素材による強固な装甲材はそれまでの建築工法を一変させた。
ただしこれら、エヴァ由来の超技術にはブラックボックス的な要素が強く、その技術が知れ渡ることで、将来的に人類社会が大ダメージを受けるような破壊的な“ゼーレ” の罠が隠されている可能性もあり、その移転には慎重な調査が行われている。
イラストは葛城司令をもっとも喜ばせたエヴァ由来技術、ナノマシン封入でいつでもどこでも絶妙の冷え具合が楽しめる“ジラードのエンジン”ビール。

F型エヴァンゲリオンの運用データはATフィールドに関する多くのデータをもたらした。だが、ATフィールドの発生自体がパイロットの心理状態に起因し、極めて不安定なしろものであり、バリアー以外の技術転用はかなり困難なものであった。実際のところ、エヴァンゲリオン・ステージ1からF型エヴァンゲリオン・ATフィールド技術実 証機間の技術レベルの飛躍はすさまじく、ゼーレの秘援技術をなんらかの形で情報部が入手したのではと噂された。

関連記事

アルマロスの部屋

2015年~2017年にかけて、Q&Aアプリ〝LINE Q〟で活動していたEVA Mark.06が管理するウェブサイト。 2017年のLINE Qサービス終了に伴い、LINE Qに投稿していた内容をNAVERまとめに再投稿、新規投稿もしています。

0コメント

  • 1000 / 1000