『別冊JUNE』1996年9月号に収録されている、薩川昭夫氏によるTV版エヴァ第弐拾四話の初稿に登場する新たなエヴァの試作機案。
『別冊JUNE』1996年9月号より
『別冊JUNE』1996年9月号より
英名「α-TYPE-EVA-000」。
全長約5メートルの機体で、ダミーシステムにより運用されます。
渚カヲルが使徒として覚醒した際に起動され、セントラルドグマで共に居た綾波レイ諸共喰いつこうとしますが、その寸前に初号機が登場し、プログナイフにより支柱に串刺しにされる最期を迎えます。
※注意
一部海外サイトでは「α-エヴァがレイとカヲルをまとめて飲み込み、初号機が救出する」と記載されていますが誤りです。恐らく誤翻訳か何かかと思われます。
余談
この機体を知るきっかけとなったのが以下のツイート。
ふと、最もマイナーなエヴァの機体は何だろうと思い呟いた結果、色々とリプライをいただきました。
ゲーム版限定機体や実際には登場しない、設定のみ存在する機体などが挙げられる中でこの機体の名前が挙がったわけです。
実はこの機体、以下の記事作成にあたり当時乙号機について再調査した際に見かけていたのですが、当時は「エヴァ乙号機の英名が”Eva-α”だか”Eva-β”らしいし乙号機の内容っぽいことが書かれてるからそれの事かなー」と適当に読み飛ばしてしまっていたのです。まさか別機体だったとは…。
現在、この『別冊JUNE』は非常に入手困難なものとなっています。
もしどうしても実際の文章を読みたいという方は、国立国会図書館の利用をお勧めします。
ページを指定して、資料のコピーを郵送していただくことも可能だそうです。便利ですね。
扉絵など : p.107,108
初稿 : p.109~125
弐稿 : p.126~141
0コメント