『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』において、これまでの“エヴァンゲリオン”という兵器に似て非なるもの、ヒト型である部分と、そうでない化物の部分を併せ持つ機体が登場します。EVA Mark.09とエヴァ第13号機です。
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EVA Mark.09といえば、汎用兵器としての用途も若干残されていますが、電力供給を必要とせず、機体そのものがコアとなっていることから、全身を一度に殲滅されない限り頭を吹き飛ばされようが稼働に支障をきたさない上、長距離飛行用の巨大なブースターパックを“有機的な”変形によって背面に展開できるなど、疑似シン化形態の初号機や第13号機に近い人外の領域のエヴァンゲリオンですよね。
EVANGELION STORE様より
エヴァ第13号機といえばもちろんこの姿、4本腕が印象的ですよね。これについては以前の記事で元ネタが存在する事をご紹介していますが、(以下の記事“エヴァフォウチュン”参照)
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もう一つ、特徴的なのは「RS Hopper」と呼称される、宙に浮く4つの“ビット”達。今回はこちらにご注目。
EVA Mark.09とエヴァ第13号機。私は、この二機の超的エヴァンゲリオンの性能・性質に元ネタがあるのではないかと思っています。以下でその元ネタと思われる機体をご紹介しましょう。
人外エヴァの元ネタ?①
エヴァンゲリオン乙号機
『新世紀エヴァンゲリオン
バトルオーケストラ PORTABLE』
公式サイトより
PS2用ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』と、PS2・PSP用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』に登場する機体、「エヴァンゲリオン乙号機」。
(『名探偵エヴァンゲリオン』では乙型、『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』では乙号機と呼称します。)
他のエヴァンゲリオンにはない翼が装備されており、自律飛行が可能。
『名探偵エヴァンゲリオン』ではゼーレ査察官渚カヲルの専用機。最後のボスであり死徒(ゲームオリジナルの敵)として覚醒したカヲルを取り込み、ターミナルドグマで初号機と対決した。
第1形態と第2形態がある。
公式の解説には「“有機素材”を使用した機体」という文章が確認できます。これはまるで、EVA Mark.09の性質に酷似していると言えるのではないでしょうか。
人外エヴァの元ネタ?②
エヴァンゲリオン甲号機
『新世紀エヴァンゲリオン
バトルオーケストラ PORTABLE』
公式サイトより
PS2・PSP用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』のエンドレスモードに、41番目の敵として登場する機体、「エヴァンゲリオン甲号機」。
ゼーレが極秘裏に開発したエヴァンゲリオンで、エヴァンゲリオン乙号機の兄弟機。
背部にEVAとしては初となる円形状のビーム兵器を装備している。さらに、この武装は分離することで自動追尾やオールレンジ攻撃が可能(上手くやればフィールドにいる敵全員にビームを当てられる)。このビットは複数のサイズが存在し、すべてを合体させることで、強力なビーム砲としても使用できる。この武装は、背中に固定された状態でも使用できる。解説書では、雨龍・凱龍などと記されているが、正式名称は不明。
第1形態と第2形態がある。
自動追尾やオールレンジ攻撃が可能な“ビームビット”。まるでエヴァ第13号機のRS Hopperの性能に酷似していると言えるのではないでしょうか。
2コメント
2019.07.09 16:36
2019.07.06 01:52